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闇金の取り立て対策・対処方法4選
闇金を利用してしまったことで人生が狂ってしまったという人は後を絶ちません。
返済ができなくなると毎日何十回、何百回と電話をかけてきて、時には大量の出前の注文などの嫌がらせやネットへの個人情報の流出なども起こします。返済のプレッシャーをかけるためであれば手段を選ばないのが闇金であり、その被害は闇金を利用した本人だけではなく、家族や会社、友人などにも及びます。周囲の人に取り立てや嫌がらせをすることでさらに利用者を追い詰めるのが目的です。
闇金による執拗な取り立てや嫌がらせなどの闇金被害を解決する方法として考えられるのが法テラスへの相談、自己流、警察への相談、弁護士への相談です。この4つの方法を1つ1つ確認して、どの方法がベストなのかを紹介します。
法テラスに相談する
法テラスとは？
法テラスとは法律の専門家に依頼したいことがあるが経済的に余裕がないという人向けの相談窓口や法制度に関する情報の公開、弁護士の紹介などを行っている公的な機関です。法律的なトラブルで困った場合に相談できる機関として有名です。
法テラスに相談するメリット
法テラスに相談する最大のメリットは相談者の状況によっては、弁護士費用などが安くなるという点です。また弁護士費用を立て替えてくれる制度があり、費用の支払いも月数千円程度の分割払いを利用できる場合も多いので経済的な負担を軽くして法トラブルを解決することができます。
法テラスに相談するデメリット
金銭的な点では法テラスは優秀は相談先ですが、闇金被害を相談する際にデメリットとなるのが、必ずしも闇金に強い弁護士を紹介してもらえるわけではないという点です。紹介してもらった弁護士が闇金問題に強くなく、対応が甘かったり、闇金の和解案にのって解決としてしまうこともあります。法テラスでは弁護士の変更はできませんし、選ぶこともできません。弁護士を変更したい場合は、また最初から相談や審査などを経て紹介してもらうことになります。
また闇金問題の解決には迅速な対応が必要不可欠ですが、法テラスは公的な機関ということもあり、法テラスで相談するまで、法テラスを利用できるか審査を受ける間、弁護士を紹介してもらうまでの間に非常に時間がかかります。すぐに着手することができなければ、闇金被害が拡大する可能性も高いので注意が必要です。
闇金の相談先として法テラスは緊急性の高い案件には向いていない傾向にあるため積極的におすすめできる方法ではありません。
自分で解決する
闇金を利用していること、闇金被害に遭っていることを誰にも知られたくないという気持ちから自分で解決しようと思う人もいるでしょう。借金や闇金というワードにネガティブな印象を誰しもが持っているので仕方のないことなのかもしれません。
闇金からの取り立ての電話をひたすら無視したり、中には直接闇金と交渉し、返済や利息について話し合おうという人もいます。ですが闇金は利用者なんて怖くはありません。
無視や放置
無視や放置をすれば本人ではなく家族や会社、友人や近所の住民などに取り立てや嫌がらせが拡大し、返済のプレッシャーをかけてきます。近年の闇金は直接債務者のもとに来る可能性は低いので暴力を受けるなどの被害はほとんどありませんが、電話だけで追い詰める術を知っています。また絶対に家や勤務先まで来ないという確証もありません。
闇金からの電話を無視、放置してれば一ヶ月程度で止まるという話を聞いて実行する人もいますが、誰が一ヶ月と言ったのでしょう。明確な根拠はありません。放置することで一生闇金に悩まされる日々を送ることになる可能性も珍しくはありません。
直接交渉する
法的な手段を取ることができない個人には何の手立てもなく、闇金もわかっています。直接交渉をしたばかりに闇金を逆上させてしまい、利息や返済サイクルなどがより厳しいものに変わる可能性もありますし、嫌がらせがさらにエスカレートする可能性もあります。直接交渉をしたばっかりにさらに追い詰められてしまいます。
稀に交渉に応じてくれる闇金もいますが、あくまでも口約束であり約束を破っても闇金にペナルティはないので気分次第で簡単に約束はなかったことにされてしまいます。
無視、放置、個人での交渉など、自分で解決するにはあまりにも不利なのが闇金問題です。
警察に相談する
しつこい電話での取り立てや嫌がらせを受けていることで精神的に追い詰められてしまい、藁にもすがる思いで警察に駆け込んだという債務者もいます。闇金被害の相談先として警察を思いつく人も多いですが、警察はどのような対応をするのでしょうか。
相談先は生活安全課
警察に闇金被害を相談する場合の相談先は生活安全課です。交番には生活安全課の部署はないので、自分の住んでいる地域の生活安全課に行く必要があります。
警察は動いてくれるのか？
結論から言えば、闇金被害に対して警察が動いてくれる可能性は非常に低いです。
警察には民事不介入の原則があり、闇金問題もお金の貸し借りの上で起こっていることから民事事件として介入することができません。警察官の中には未だに、相手が闇金であっても借りたものは返すようにと助言する警察官も存在します。
また090金融などの闇金は警察でも実態を掴むのが安易ではなく、闇金被害を警察に訴えても相手は違法な業者だからと言って無視するように助言されます。
被害届を出す際は証拠が必要
警察に闇金被害を相談する際に被害届を出すことで、警察はより動きやすくなります。可能な限りで闇金からの取り立てのあった日時や内容、闇金業者の名前などをメモしていたり、脅迫の電話を録音していたりすれば証拠として認められ被害届を出すことができます。ですが闇金から借りたお金に関する利息や返済日などを記載した契約書がある人はほとんどいません。店舗や事務所を持たず、トバシの携帯電話や銀行口座を使って営業をしている闇金による被害の証拠を提出するのは非常に困難ですし、被害届を出したからと言ってすぐに警察が捜査を開始し、闇金が逮捕されるかというとそうでもありません。
警察が闇金に注意してくれることも・・・
警察官の中には闇金被害に遭っている人を見かねて、闇金に直接電話を入れて注意をしてくれる人もいます。警察官が注意してくれれば闇金問題も解決するだろうと安心しますが、闇金は警察官と話す時だけ手を引いたフリをします。その後警察に駆け込んだことがバレてしまうことで、取り立てや嫌がらせはさらにエスカレートし、警察に相談したことで闇金を怒らせてしまうことも珍しくありません。
闇金に強い全国対応の弁護士に相談する
闇金被害の相談先として一番最適なのが、闇金に強い全国対応の弁護士や司法書士に相談する方法です。
弁護士なら誰でもいいのでは？
闇金被害は法律のプロである弁護士や司法書士であれば誰でもいいのでは？と思う人もいます。ですが弁護士や司法書士にも案件の得意、不得意というものがあります。
万が一、闇金に強くない弁護士や司法書士に闇金被害を相談し、依頼してしまうと闇金への対応に慣れておらず被害が拡大してしまったり、闇金が提示する和解案にのって解決としてしまうなど依頼者にとって不利益になる場合もあります。近所に弁護士事務所や司法書士事務所があるから、身内や知人から弁護士や司法書士を紹介されたからと言った理由で闇金被害を相談する弁護士や司法書士を選ぶのは間違いです。
闇金の報復を恐れている弁護士も存在する
弁護士や司法書士の中には法律で依頼者を守る立場にあっても闇金問題に関しては闇金からの報復を恐れて逃げ腰になっている弁護士や司法書士も存在します。闇金という言葉を出しただけで門前払いされてしまうケースも珍しいことではありません。
また残念ながら闇金とグルになって依頼者を貶める弁護士や司法書士も少なからず存在するので注意が必要です。
闇金に特化した弁護士の特徴
闇金に強い弁護士は闇金の行動パターンなどを熟知し、闇金にどのように圧力をかければ依頼者から手を引くかを知っています。
闇金に特化した弁護士や司法書士は、闇金が使用する携帯電話や銀行口座の凍結を交渉の材料にし、時には警察と連携を取って闇金を追い詰めます。その対応は非常に迅速で、しつこい取り立てや嫌がらせも最短即日でストップします。もちろん依頼者だけではなく家族や職場への嫌がらせにも対応しているので、闇金を利用していることが知られてしまう不安もしっかりフォローしてくれます。
闇金に特化した弁護士は闇金も嫌う
闇金に強い弁護士や司法書士が介入することで、電話の停止や口座の凍結、警察への被害届けなど闇金は非常に不利な状況に追い込まれてしまいます。第三者が介入した債務者を追いかけて自分たちの営業ができなくなるよりもまた新たに債務者を勧誘する方が遥かにメリットがあることをわかっているので意外にもあっさりと手を引きます。電話一本で解決するケースも多く、闇金被害の相談は全国対応の闇金に強い弁護士に相談するのがベストです。
費用の相談や秘密厳守もバッチリ
闇金に強い弁護士や司法書士事務所では、闇金被害に関する相談を24時間メールや電話などで全国から受け付けています。もちろん相談は無料です。
相談の時に闇金への対応や依頼するための費用についてなども説明してもらうことができますし、相場としては闇金1件あたり5万円〜着手してくれます。費用の後払いや分割払いにも応じてもらえることがほとんどで、闇金を再度利用しないように人生設計の相談にものってくれます。
依頼者が闇金から解放されて平穏な日々を取り戻すことができるよう、強い闘争心を持って闇金と戦ってくれるのが、闇金に特化した弁護士や司法書士です。
闇金からの取り立てに対処する4つの方法を紹介しました。闇金に強い弁護士に相談する以外の方法については、迅速な対応ができない、状況が悪化する可能性がある、根本的な解決に至らないなどのデメリットが考えられます。闇金被害に悩む人は早めに闇金に強い弁護士に相談するようにしましょう。