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闇金による取り立ての期間は何ヶ月?
闇金に返済ができなくなると始まる取り立ての電話、なかなか返済の目処が立たない、電話を無視するという状況になると、闇金は嫌がらせを始めます。取り立ての電話や嫌がらせによって債務者に返済のプレッシャーをかけてくるのが闇金です。時には脅迫や身の危険を感じるような言動で債務者を追い詰めることもあります。
闇金によるしつこい取り立ての電話は迷惑な嫌がらせに、今実際に困っているという人もいるのではないでしょうか。いつ終わるの?一生闇金につきまとわれるのでは?など誰にも相談することなく耐えている人もいます。
では闇金からの取り立ては実際にどのぐらい続くのでしょうか?放置していればいつかなくなるのでしょうか?
一ヶ月と言われることも多い闇金の取り立て
一般的に闇金からの取り立ては一ヶ月程度でおさまると言われることが多いです。闇金についてまとめたサイトや匿名の掲示板などで実際に闇金を利用した人の声などから、一ヶ月という期間が目安となっています。
一ヶ月で回収できないと判断される?
闇金は違法な金利、無許可営業など犯罪行為を行っている組織です。自分たちも犯罪行為とわかっていて債務者にお金を貸しています。闇金を利用している人の多くは元金以上の支払いをしています。もともと闇金は数万円程度の少額融資をしていることがほとんどで、貸し付けの際に先引きと呼ばれる金利を抜いた状態で貸し付けを行っています。たった数回の返済で元金は戻ってくるようになっていますし、返済回数が多ければ多いほど莫大な利益を上げることができます。債務者がこれ以上返済できないという状況に陥っている時点で、元金は回収されており、それ以上に支払っています。
一ヶ月ほど取り立ての電話や嫌がらせを続けても返済の目処が立たない債務者に関しては、これ以上回収することはできないと判断し、手を引く可能性はあります。
一ヶ月はあくまでも目安
闇金からの取り立てが止むまでの期間は一ヶ月程度というのはあくまでも目安です。明確な根拠はありませんので、一ヶ月程度無視していれば止むだろうと安易に考えるのは非常に危険です。
実際に債務者の中には完済しているにも関わらず、一年以上闇金に付きまとわれ苦しい思いをしている人もいます。取り立てを続けるか止めるかは闇金の気分次第です。
一ヶ月の間に被害が拡大する可能性も
一ヶ月ぐらいで取り立ては止まるだろうと安易に考えていると、その間に自分だけではなく家族や勤務先、友人や近所などに被害が広がります。返済が行なわれないことで本人に返済のプレッシャーをかけるために周囲の人への取り立てや嫌がらせをしてくるようになり、安易に考えていたことで家族や仕事、人間関係などを失ってしまうことになります。
こんな場合は長引く
自分以外の個人情報をたくさん教えている場合
お金を借りる時に緊急連絡先として家族の個人情報や勤務先の情報など、自分以外の情報を教えている数が多ければ多いほど、闇金にとって取り立てや嫌がらせなど返済のプレッシャーをかける材料が豊富にあるので本人がいくら返済することができないと言っても諦めることなく取り立てや嫌がらせを続けてきます。
公務員や銀行員、大手企業に勤めている場合
公務員や銀行員、警備員の職業の人やコンプライアンスのしっかりした企業に勤めている場合は、職場に取り立ての電話や嫌がらせをされるのを極端に嫌がることを闇金は知っているので、これも脅迫の材料になります。家族がこういった職業に就いている、職場に勤めているという場合も同じです。
借りてから一度も返済していない
闇金は違法な金融業者なので、例え闇金から借りても利息はもちろん元金も返済する必要はないというのは法的にも認められています。
ですが借りてから返済を一度もしていないとなると一ヶ月程度で闇金が諦める可能性は非常に低いです。
返済の意思を見せた場合
もうこれ以上支払うことはできないと闇金に意思表示をすることは大切ですが、闇金の脅迫や嫌がらせに反応してしまい少しでも返済の意思を見せてしまうと、闇金はまだ回収できると考え、取り立ては止みません。
完全に解決できるのは専門の弁護士や司法書士
闇金からの取り立てを完全に止めさせることができる、債務者から手を引かせることができるのは専門の弁護士や司法書士が介入した場合です。
闇金に特化した法律家なら完全解決が可能
闇金問題を完全に解決できるのは闇金に特化した弁護士や司法書士だけと言えます。というのも闇金に特化した弁護士や司法書士は闇金のことを熟知し、どう対処すれば闇金が依頼者から手を引くか知り尽くしています。
弁護士や司法書士は法的な手続きで闇金が利用する携帯電話の利用停止や銀行口座の凍結をして圧力をかけることができますし、闇金に問題に関して個人が訴えてもなかなか動いてくれない警察も弁護士や司法書士が介入することで動きやすくなるので、闇金の摘発に繋げることもできます。場合によってはこれまで支払ったお金の返還請求をすることができたり、慰謝料の請求もすることができます。
こういった行動を取ることができる弁護士や司法書士を闇金は特に嫌うので、圧力をかけられる前に債務者から手を引きます。闇金との交渉ではこれ以上の返済は一切しないという姿勢で望みますが、それでもあっさりと手を引き、最短即日で取り立てはストップします。
解決後もフォローしてくれる
闇金問題は一度解決したように見えても、期間をおいて闇金から取り立てや嫌がらせがきたり、闇金の間で個人情報が回ってしまっていることで勧誘の電話が来たりします。また闇金を利用する際に使用した銀行口座が残っていると押し貸しに遭うこともあります。闇金に強い弁護士や司法書士であれば、解決後も都度相談することでフォローしてくれます。