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闇金の借金は踏み倒しても違法では無いのか?

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闇金の借金は踏み倒しても違法では無いのか?

闇金への返済はしなくてもよいというのは、事実です。ネット上ではしばし闇金への返済の義務について議論されることもありますが、利息はもちろん元金も返済する必要はありません。
それならと踏み倒しを考える債務者もいるのではないでしょうか。ですが個人で踏み倒しを判断し行動するのは非常に危険です。また返済の義務はないということから最初から返済をするつもりなく闇金から貸し付けを受ける「闇金狩り」を行う人も出てきています。踏み倒し以上に危険な行為であり、闇金とは一切関わらないようにすることが大切です。

 

返済する必要がないのはなぜ?

 

闇金は違法な金利を取り、無許可で営業をしている組織です。いわば犯罪組織であることから、法律が彼らを守ることはありません。まず返済する義務がない理由として法的な根拠は2つあります。

 

貸金業法第42条2項

貸金業法は消費者金融などの貸金業者や貸金業者からの借り入れについて定められている法律です。多重債務者や自己破産者が急増したことで平成18年に従来の法律が改正されました。消費者が安心してお金を借りることができる貸金市場を作るための法律です。
闇金への返済義務を無効とするのが貸金業法第42条2項であり、条文では「金銭の賃借契約において年109.5%を超える利息の契約内容は全て無効をする」となっています。
闇金の多くはトイチ、トサンといった利息で貸し付けを行っており、トイチの場合は年365%、トサンの場合は年1095%にもなります。このため闇金を利用している債務者の多くは貸金業法を盾に元金の支払いを拒否することができます。

 

民法第708条

民法は身の回りの賃借や雇用、結婚や離婚、相続など私的な関係の間で起こるトラブルに関する規則を定めた法律です。お金の貸し借りについても民法が適用されるのですが、闇金への返済義務を無効とするのが民法第708条であり、条文では「不法の原因のために給付をした者は、その給付をした物の変換を請求できない。ただし、不法原因が受給者についてのみ存した時は、この限りではない」とされています。
不法原因が闇金に関係しており、一般的な公序良俗に反する、著しく倫理に反するような原因と解釈され、簡単に言えば法外な利息や無許可営業など違反をしている闇金は債務者に法を盾に返還を要求することはできないということになります。

 

最高裁によって不法原因給付が明らかにされた事例

平成最大の闇金事件と言われているのが、五菱会闇金事件です。暴力団組織が運営する大規模な闇金グループが一斉摘発を受けた事件で、闇金グループへの損害賠償請求の集団訴訟では最高裁が悪意ある業者を法律上保護する必要はないとし、民法第708条の不法原因給付が闇金を対象に初めて明らかにされました。
この最高裁の判決は、闇金への返済は一切する必要はないという現在の対処に繋がっています。
現在は、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会などの東京にある弁護士会が闇金問題に関して「元金ゼロ解決」を基本姿勢とする方針を打ち出しています。

 

個人の判断での踏み倒しは危険

 

闇金への返済の義務はないと法的に認められているとは言っても個人の判断で踏み倒しをするのは非常に危険です。
踏み倒しをする=闇金からの取り立てを無視する、放置するという方法になるでしょう。ですが闇金からすれば債務者を追い詰める材料になるだけです。個人では無視をする放置をする以上の行動を起こすことはできません。踏み倒しをしようとしていることだがバレてしまうと返済のプレッシャーをかけるために嫌がらせが始まり、債務者だけではなく家族や勤務先、友人や近所の人への嫌がらせも起こるようになります。
踏み倒しをするのではなく、然るべきところに相談して根本的な解決を図ることが大切です。

 

闇金問題は専門の弁護士が解決してくれる

 

闇金問題を根本的に解決してくれるのが闇金に強い弁護士です。
闇金に強い弁護士は闇金への返済の義務は一切なしとし、交渉を進めていきます。闇金を押さえつける材料をいくつも持っているので、取り立てや嫌がらせは最短即日でストップします。

 

まずは無料相談を利用する

闇金に強い弁護士の多くは全国対応で無料相談を受け付けています。闇金の名前や電話番号、借りている金額、返済日などわかる範囲でメモを取って、メールや電話で相談をしましょう。無料相談からそのまま依頼をすることも可能です。踏み倒しという危険な行動をするよりも安全に闇金への返済を拒むことができます。

 

闇金との関係がこじれる前に行動を!!

闇金への返済の義務は
無視や放置、踏み倒しなど闇金との関係がこじれてしまうと、弁護士が介入してすぐに解決するような案件でも解決までに時間がかかってしまい、時間がかかればかかるほど被害が拡大するリスクを孕んでいます。闇金との関係がこじれる前に闇金に強い弁護士に相談することでスムーズに闇金問題を解決することができます。